本日は倉敷市倫理法人会。講師は國末会長。緩和ケアクリニックの経営者。ピアノからラグビーまで多趣味、多才の人。テーマは「モーニングセミナーは最幸の成功哲学」今日の講話を聞いて思ったこと。
なぜ自己啓発セミナーに通い続けても
人は変われないのか?
自己啓発セミナーは
多くの人々にとって
人生を変える契機となることを
約束する魅力的な存在だ。
しかし熱心に通い続けても
根本的な変化を遂げられない人も少なくない。
自己啓発セミナーに通い続けるということは
自分が変われていないと知っているからだ。
変われたと思ったら
もう通う必要はないはず。
この現象の背景には何があるのか?
それは、セミナー参加者の
「他力思考」ではないだろうか。
多くの人が無意識のうちに
「そこに行けば誰かが自分を変えてくれる」
という期待を抱いて
セミナーに通い続けているのではないか。
しかし、真の自己啓発は
他力ではなく自力に基づくものだ。
セミナーはあくまでも
刺激や情報を提供する場であり
それを自分の人生にどう活かすかは
個人の責任なのである。
講話で語られる理想的な生き方や思考法は
確かに魅力的で説得力がある。
だが、これらを「与えられるもの」と捉え
受動的に聞くだけでは
現実の生活での実践は
困難を極める。
知識を得ることと
それを能動的に実生活で
活用することの間には
大きな隔たりがある。
この隔たりを埋めるのは自分自身なのだ。
セミナー中は、講師の熱意や
参加者同士の共感によって
強い感動や決意を
抱くことがある。
しかし、この高揚感に依存し
それだけで変われると思い込むのは危険だ。
本質的な変化には
長期的かつ地道な努力が必要だ。
他力思考に陥った人々は
この過程で挫折してしまいやすい。
しかし難しいのが行動の継続だ。
ひとりで地道な努力を続けられる人は
そもそも自己啓発セミナーに
通うことはないだろう。
ではどうすれば行動を継続できるか?
行動せざるを得ない環境を作るしかない。
その環境が週1回の
モーニングセミナーにはある。
仲間の姿を見て、講話を聞いて
自分も行動しなければという決意を
毎週毎週繰り返す。
そして少しずつ変わり始める。
だからこそモーニングセミナーは
最幸の成功哲学なのだ。
このように、モーニングセミナーは
単なる知識の伝達の場ではない。
他力思考から自力思考への転換を促し
継続的な行動を支える場なのである。
セミナーでの学びを自分なりに咀嚼し
現実の生活に適用していく姿勢が
ここで培われていく。
全てを鵜呑みにするのではなく
自分の価値観や状況に照らし合わせ
本当に必要なものを選び取る
判断力も養われていく。
結局のところ、人が本当の意味で
「変われる」かどうかは
セミナーの内容よりも
その人自身の覚悟と行動にかかっている。
自己啓発セミナーは
あくまでもきっかけや道具に過ぎない。
しかし、モーニングセミナーは
その「きっかけ」を定期的に提供し
「道具」の使い方を
実践的に学ぶ場となっている。
他力思考から脱却し
セミナーに通うこと自体が
目的化するのではなく
そこでの学びを実生活に還元し
自分なりの成長を遂げていく。
そんな主体的な姿勢を
モーニングセミナーは育んでいるのだ。
自己啓発セミナーを真に活かすためには
「自己」啓発であることを常に意識し
自らの力で変化を生み出す
決意と行動が不可欠である。
モーニングセミナーは
まさにその決意と行動を支え、促進する
「最幸の成功哲学」なのだ。
MS5 倉敷市倫理法人会 2024年9月7日