本日は岡山市倫理法人会。講師2名によるリレースピーチ。今日の講話を聞いて思ったこと。根拠のない自信は、本当に善なのだろうか?

よく「根拠のない自信でいい」
なんて言われるが

それって本当に正しいのだろうか?

赤木さんの経験を聞いていると
そんな疑問が湧いてくる。

確かに、赤木さんは
営業で成功して、自信を得た。

でも、その自信は
会社の看板あってのものだった。

自分の力だと勘違いして
独立したら上手くいかなかった。

これって、よくある話ではないか?

かくいう私もその一人だ。

根拠のない自信を持つことで
確かに一時的に

パフォーマンスが
上がることはあるかもしれない。

でも、それは
砂上の楼閣みたいなものだ。

いつか崩れる時が来る。

そうなった時の
ダメージは計り知れない。

大事なのは、
根拠のある自信を持つことだ。

根拠はどんな小さなものでもいい。

今日も靴をそろえた。
今日もトイレ掃除した。
今日も仏壇に手を合わせた。

根拠として
最も強力なのは

自分との約束を
守り続けること

ではないだろうか。

人との約束は守っても
自分との約束は・・・

どうしても
自分には甘くなってしまう。

大きな実績を出すことも
自信につながるかもしれないが

自分との小さな約束を
守り続けることのほうが

はるかに強固な自信の
根源になるような気がする。

根拠のない自信は
時として傲慢さにつながる。

周りの意見を聞かなくなったり
自分の弱点を
見ようとしなくなったりする。

これでは、成長できない。

でも、根拠のある自信なら違う。

余裕があるから
他人の意見も素直に聞ける。

自分を客観的に見られるから
改善点も見つけやすい。

だから、「根拠のない自信を持て」
なんて言葉には要注意だ。

次に、菅ノ又さんの話を聞いて思ったのは
「準備の大切さ」だ。

きちんと原稿を作って
それを単に読むではなく

感情も込めて話してる。

練習もされたのではないか。

この姿勢、仕事でも大切。

「準備8割、本番2割」というが
まさにその通りだ。

準備をしっかりすれば
本番で余裕が出る。

余裕があれば
臨機応変な対応もできる。

でも、ただ準備すればいい
というものでもない。

菅ノ又さんみたいに
感情も込めて話すための
準備も必要だ。

つまり、形だけの準備じゃなく、
中身のある準備が大切。

例えば、プレゼンの準備をする時。

スライドを作って
原稿を書いて

それで終わり…なんてことはない。

どうすれば聞き手に響くか
どんな表情で話すか、
声の抑揚はどうするか。

そういうところまで
考えて準備するのが
本当のプロなんだろう。

そして、準備には
もう一つ大切な側面がある。

それは、自信につながることだ。

さっきの「根拠のない自信」
の話とも関係するが

しっかり準備すれば
それが根拠のある自信になる。

「俺はちゃんと準備したんだ」って
思えれば、本番でも堂々とできるはずだ。

結局のところ、仕事でも人生でも
準備って大切ということだ。

しかし、その準備の質が問われる。

形だけの準備じゃなく
中身のある、そして柔軟性を持った準備。

そんな準備ができれば
どんな場面でも
力を発揮できるはずだ。

赤木さんと菅ノ又さんの話を聞いて
こんなことを考えさせられた。

根拠のない自信は危険だけど
しっかりした準備に基づく自信なら
どんな場面でも役立つ。

そう思わせてくれる
刺激的な講話だった。

MS17 岡山市 2024年10月1日