本日は岡山市東倫理法人会。講師は堀脇泰治さん。テーマは「倫理と防災」。つい半年前まで現役の消防士だった方です。

岡山って自然災害がないので、防災意識は低いと思います。しかし防災意識を高めることが、いざというときに命を守ることにつながります。災害に合ったときの最重要ポイントは「得るは捨つるにあり」ということです。

今日の講話を聞きながら思ったのは「ビジネスも一緒だよね」ということ。

倒産する会社と
永続する会社は何が違うのか?

さまざまな要因があるにしろ
リスク意識も大きな要因だろう。

防災とビジネスの
共通点について
考察を深めてみよう。

まず、防災もビジネスも
「先を見据える力」が重要だ。

災害はいつ起こるかわからない。

同様に、ビジネス環境の
変化も予測困難だ。

しかし、起こりうる
リスクを想定し
備えることはできる。

これは防災における
「自助」の精神に通じる。

企業も自らの力で
危機を乗り越える準備が必要だ。

次に、「柔軟性」の重要性がある。

堀脇さんは「得るは捨つるにあり」
という言葉を重視していた。

災害時、執着を捨てることで
命が救われる。

ビジネスでも同様だ。

市場環境の変化に応じて
古い考えや方法を捨て

新しいものを取り入れる
勇気が必要だ。

また「コミュニティの力」も
共通している。

防災では「共助」の精神が重要だ。

企業も同様に

従業員同士の協力
取引先との良好な関係
地域との連携が

危機を乗り越える力となる。

さらに「継続的な学習と訓練」の
必要性がある。

防災では定期的な避難訓練や
知識の更新が欠かせない。

ビジネスでも
市場動向の把握や
新技術の習得など
常に学び続ける姿勢が重要だ。

堀脇さんが強調していたのは
「命を守る」ことの大切さだ。

ビジネスに置き換えれば
「企業の存続」と「従業員の生活」を
守ることになるだろう。

そのためには
目先の利益だけでなく

長期的な視点で
経営を考える必要がある。

防災における
「自助・共助・公助」の考え方も
ビジネスに応用できる。

「自助」は自社の努力
「共助」は業界内の協力
「公助」は行政からの支援だ。

しかし、公助に頼りすぎず
まずは自助と共助の力を
高めることが重要だ。

堀脇さんは
防災意識を高めるために
全国を回って講演をしている。

これは「啓発活動」の
重要性を示している。

ビジネスでも
自社の理念や価値を
広く伝えることで

信頼を築き
支持を得ることができる。

最後に
堀脇さんの「使命感」に注目したい。

彼は「助かる命を増やしたい」
という強い思いで活動している。

ビジネスにおいても
単なる利益追求ではなく

社会に貢献するという使命感が
長期的な成功に
つながるのではないだろうか。

このように
防災とビジネスには
多くの共通点がある。

リスクを想定し、
柔軟に対応し、
継続的に学び、
コミュニティの力を活用する。

そして何より
人々の生活を守るという
使命感を持つこと。

これらの要素が
災害に強い社会づくりと

永続的な企業経営に
つながるのだろう。

MS16 岡山市東倫理法人会 2024年9月27日