
なお、価格や補助金、電気料金メニュー、機器仕様は地域や時期により変わります。ここでの数字はあくまで目安としてお役立てください。
動画で解説
卒FIT後に起こることと、蓄電池でできること
卒FITで何が変わる?
- 売電単価は10円前後/kWhへ下がるケースが多い(契約・地域で差)
- 買電単価は20〜40円/kWh台が一般的(時間帯別で変動する場合あり)
- 日中の発電を売るより、家庭で使う(自家消費)ほど金銭的メリットが出やすい傾向
蓄電池でできること
- 停電対策:停電時に一部または家全体の電気をバックアップ
- 自家消費の最大化:昼の余剰発電を貯めて夕方〜夜に使用
- 電気料金の最適化:時間帯別料金の安い時間に充電・高い時間に放電(プラン・機器対応による)
停電対策と自家消費を両立するポイント
停電時に使える範囲を決める(特定負荷 vs 全負荷)
- 特定負荷型:冷蔵庫・照明・通信機器など必要回路だけをバックアップ。コストは抑えやすい
- 全負荷型:家全体をバックアップ。利便性は高いが、容量や機器能力がより必要
エアコン・IH・エコキュートなど大電力機器は、機種や配線方式・同時使用量によっては停電時に使えない、または使用を制限する場合があります。停電時に太陽光から蓄電池へ充電できるかも機種・接続方式で異なります。
自家消費メリットの考え方
例として、地域や契約により差はありますが、買電単価30円/kWh・卒FIT売電単価10円/kWhとすると、1kWhを自家消費すると約30円の買電を回避、売電を諦める機会損失が約10円。差し引き約20円/kWhのメリットが目安になります(機器損失・実運用で変動)。
日中のエアコン代を抑えたいなら、太陽光発電の相性をチェック
岡山市は日射を活かしやすい地域です。夏の日中に使うエアコンや家電の電気を、太陽光発電でどれくらいまかなえるか確認しておくと、電気代削減の具体策が見えやすくなります。
蓄電池の選び方(失敗しにくいチェックリスト)
1. 容量の目安
- 日常の停電対策+夕方〜夜の自家消費中心:5〜8kWhが目安
- 家全体バックアップや電力消費が多い家庭:9〜12kWh以上を検討
- ライフライン重視(在宅医療機器・在宅ワーク等):冗長性を見込み余裕ある容量を
2. 接続方式(直流/交流・ハイブリッド)
- ハイブリッドパワコン:太陽光と蓄電池を一体制御。新規やパワコン更新時に相性が良い
- AC連系(交流接続):既存の太陽光設備を活かしやすく、後付けしやすい
3. 既存設備との相性
- 既設パワコンの年式・容量・保証状況
- HEMSやスマートメーターとの連携可否
- 停電時の自立運転で太陽光→蓄電池へ充電可能か(重要)
4. 停電時の使い勝手
- 特定負荷か全負荷か、切替方式(自動/手動)
- 停電中の最大出力(W)と、同時に使える家電の目安
- 屋外/屋内設置、騒音や塩害・寒冷地対応などの環境性能
5. 保証・寿命・安全性
- 製品保証・容量保証(例:10年または6,000サイクルなど、メーカーで差)
- 実効容量と充放電効率(カタログ値と実使用で差が出ることあり)
- 安全規格・保護機能(過充電/過放電保護、セルバランス等)
費用相場と効果の目安
- 5〜8kWhクラス:約80万〜150万円
- 9〜12kWhクラス:約120万〜200万円
電気代削減効果は、使用量・時間帯別単価・太陽光の発電量・機器効率で変動します。概算では、自家消費での実質メリットが1kWhあたり10〜25円程度になるケースが多く、年間の自家消費充放電が2,000〜3,000kWh規模なら年間2〜7万円前後の効果が目安です。停電対策というレジリエンス価値は金額換算が難しいため、節約+安心のバランスで判断するのがおすすめです。
補助金が適用できる地域・時期もありますが、要件や金額は頻繁に変わります。最新情報は見積もり時に確認しましょう。
夕方から夜の電気代対策には、蓄電池の見積もり比較が有効です
太陽光の余剰電力を夜に使いたい場合や、停電時の備えも重視したい場合は、蓄電池の容量・価格・保証を比較することが大切です。複数社の見積もりで条件を見比べましょう。
蓄電池以外の停電対策・自家消費オプション比較
| 方式 | 停電時の電力確保 | 初期費用目安 | 維持・手間 | 光熱費への効果 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|---|---|
| 蓄電池(特定負荷) | 必要回路のみ数時間〜半日程度(容量次第) | 80万〜150万円 | 自動運転中心で手間少 | 自家消費で削減効果あり | コストを抑えつつ停電対策と節約を両立したい |
| 蓄電池(全負荷) | 家全体をバックアップ(容量・出力に依存) | 120万〜200万円 | 自動運転中心で手間少 | 自家消費で削減効果あり | 利便性重視、在宅ワーク・オール電化など |
| ポータブル電源 | 持ち運び可。家電単体を短時間駆動 | 数万〜数十万円 | 手動接続・充電管理が必要 | 電気代削減は限定的 | とりあえず非常用確保を低コストで |
| エンジン発電機 | 燃料があれば長時間供給可(屋外設置・排気対策要) | 数万〜十数万円+燃料 | 燃料保管・始動やメンテが必要 | 電気代削減には不向き | 長期停電への備えを低初期費で |
| EV/V2H | 大容量(数十kWh)で長時間可。機器・車種要件あり | V2H機器で100万〜200万円台+EV | 車と連携、運用設計が必要 | 時間帯最適化で効果も | EV保有・導入予定で停電耐性を最大化 |
数値は一例です。実際の可用時間は消費電力・季節・蓄電状態で大きく変わります。
導入の流れと無料見積もりのコツ
- 現状把握:太陽光の容量(kW)、パワコン年式・容量、売電契約、電気の使用量/時間帯の傾向を確認
- 要件整理:停電時に絶対動かしたい機器、全負荷/特定負荷の希望、設置場所
- 相見積もり:少なくとも2〜3社から無料見積もりを取得(現地下見があると精度向上)
- 比較検討:
- 容量・最大出力・停電時の太陽光充電可否
- 工事内容(分電盤工事、配線方式、見えない追加費用の有無)
- 保証(製品・工事)とアフターサポート
- 補助金の適用可否と申請サポート
- 契約・工事:停電試験やアプリ設定まで確認すると安心
見積もり時に用意するとスムーズな情報
- 電力会社の検針票または電気使用量の履歴(できれば12カ月分)
- 太陽光の銘板写真(パネル・パワコン)と設置年
- 分電盤・屋外設置場所の写真、設置イメージ
- 停電時に使いたい家電リスト(A/Wの目安)
当サイトでは、地域やご要望に合わせて無料見積もりをご案内可能です。初回ヒアリングで条件を整理し、複数プラン(容量・配線方式・保証)の比較表をお渡しします。無理な勧誘はありませんので、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 停電時にエアコンやIHは使えますか?
A. 全負荷型や高出力機種であれば使える場合もありますが、同時使用や起動電力に注意が必要です。特定負荷型では対象外となることが多いです。設計時に「停電時の最大出力」と「接続回路」を確認しましょう。
Q. 売電はやめて全量自家消費にするべき?
A. 多くのご家庭では「余剰は売電、残りを自家消費」というハイブリッド運用が現実的です。時間帯や単価差、天候で最適解は変わるため、制御設定と実測で最適化していくのが良いでしょう。
Q. 太陽光が10年以上前の設備でも大丈夫?
A. 既設パワコンの交換時期が近い場合、ハイブリッド型への更新やAC連系での後付けなど選択肢が分かれます。機器相性や保証を踏まえ、複数案で比較検討するのがおすすめです。
まずは無料見積もりで最適プランを確認
無料見積もりでは、最新の価格・在庫・補助金情報を踏まえて、複数プランをご提案します。疑問点の洗い出しや、停電時のシナリオ設計もサポート。まずはお気軽にお問い合わせください。
卒FIT後はどうする?停電対策と自家消費に強い蓄電池の選び方と費用相場【無料見積もりガイド】の対策は、見積もり比較まで進めると判断しやすくなります
節電だけで限界を感じる場合は、太陽光発電や蓄電池を含めて、導入費用・補助金・毎月の電気代削減額を比較してみましょう。
この記事を書いた人
エネパパ
家庭の電気代を下げる方法、太陽光発電・蓄電池・補助金の活用をわかりやすく解説。専門用語をかみ砕きながら、家計に合う現実的なエネルギー対策を紹介しています。